BMW 640iグランクーペ Mスポーツ (アルピンホワイトIII)
福島県 郡山市 M様BMW 640iグランクーペのご入庫です。
2018年式で走行距離は約1万2,000km。高年式、低走行距離車ということもあり、特段進行したダメージは見られませんでしたが、元々積雪の多い地域で使用されていたため、側面の下部やリア周辺などには、塩カルの影響による赤褐色の粒状のものが付着していました。
塩カルとは塩化カルシウム (融雪剤) のことで、凝固点を降下させる働きと、水分に反応して発熱する作用があるため、それによって路面の雪や氷が溶けていくのですが、同時に塩化カルシウムは酸化がはじまり、酸化カルシウムになります。雪や氷が溶けて濡れた状態となった路面を走行した際、酸化カルシウムを含んだしぶきがボディーに付くため、その時に赤褐色の粒状のものが付着することが多いです。他に、消雪パイプの錆が付いてしまうことなども原因ですね。
上記は積雪が多い地域のお車によく見られ、通常の洗車ではなかなか落とせないため、洗車後それらの処置に適したケミカル類を使い分けながらしっかり除去し、その上で下地処理を行いました。多少の小傷や水シミなど、他のダメージも取り除き、アルピンホワイトの混じり気のない光沢を存分に引き出しました。
そして美しく一新したボディーには、低分子・完全硬化型2層ガラス被膜の「リボルト・プロ」を形成させ、艶と透明感を増し加え、高耐久の保護性能を付加しています。これにより以降は汚れが固着しにくく、落としやすくなるため、良好なコンディションを長期的に保ちやすくなります。
あわせて、「シートコーティング」も施工させて頂きました。
シートはボディーのように洗ったり、手軽にケアできないため、一旦汚れると簡単にはお手入れしにくい部分ですが、コーティングによって汚れが付きにくく、付いても落としやすくなり、洋服の擦れによる色移りや傷にも強くなります。
コーティング剤は、素材の中まで浸透して定着するため耐久性にも優れ、綺麗なシートを長く維持していく上で大変効果的です。
今回は追加でステアリングにもコーティングを施工しました。シートと同様に、クリーニングを行った上でコーティングを施します。一見するとそれなりに綺麗なようでも、思った以上に汚れは付いています。汚れを除去することでコーティングの定着も良くなります。
【クリーニング時】
【コーティング施工後】
ステアリングは運転時に常に触れる部分ですので、皮脂による汚れやテカリから守るという点で有効です。シートコーティングの際には、ステアリングコーティングもセットでの施工がお勧めです。
ボディーは美しく、内装も清潔感が増し、ベストに整った640iグランクーペに、オーナー様には大変お喜びいただくことができました。
この度はご用命頂きまして、誠にありがとうございました。
- 施工時期:
- 2020年
- 施工内容:
- リボルト・プロ車 ガラスコーティングホイールコーティング窓ガラス撥水加工シートコーティング